おしゃれオフィスのビジネスマン

新しい建物には独特の匂いがありますよね。新しい塗料の匂い。ビニールコーティングされたキャビネットの匂い。新品のカーペットの匂い。エレベーターの床に張られたブルーシートの匂い。完全にいい匂いというわけではないところがかえって好きで、新しいビルに入るとこっそり匂いを吸い込んでしまいます。

今日、新しい建設途中のビルの中に入りました。まだ業者の方が壁を塗ったり、なんだかよくわからない器具を取り付けたりしている中を説明を受けながら歩き回りました。最近のビルはあれですね。なんていうか、木目とかそういうのがすっごいですね。木目調の場所ってなんだかいるだけでリラックスしますけど、そういう効果がビルにも大きく取り入れられていて、たとえばエレベーターの中や受付のホールにもたくさん木が使われていてとてもあたたかいイメージ。照明も、一昔二昔前のビルだと蛍光灯のいかにも冷たい光ですけど、最近のビルはあたたかい色をしています。エスカレーターとかお手洗いとかはそれほど明るい照明を使っていないし。オフィスビルなのにまるでカフェですよ。おしゃれカフェ。ここは吉祥寺ですか?みたいな。でも実際に仕事をしたりするスペースは作業効率のことなんかあるのか普通の蛍光灯でした。それでもたとえばキャビネットなんかの天板が木目なんですよね。全部金属じゃないんですよ。いやぁ、おしゃれ。おしゃれオフィス。デザインという言葉がビジネスの世界にもガンガン陣地を広げてきてます。こんなデザイン性にすぐれた北欧家具のショールーム風のオフィスだったら下手にケンカもしなそうですね。人が入って朝から晩まで過剰な業務に追われながら暮らし始めたらきっとおしゃれ感は半減、じゃすまないかもしれないな、激減するでしょうけれど。

暮らす場所の美しさと暮らす人の精神状態とには関わりがあるといいます。少なくともインテリア雑誌とか、片付けの本なんかにはそう書いてありますね。すっきりした部屋のすっきりした心。おしゃれなオフィスのおしゃれなビジネスマンとビジネスウーマン。果たして仕事の出来はどうなのか。そいつもおしゃれに決められるのか?気になるところですが。兎にも角にも現代っぽいですね。